大学受験の基礎講座
大学受験は、父母の時代からみるとかなりの変化を遂げました。名門大学といわれる大学でも、学部の再編成や新しい学部の創設が行われ、入試方式も国公立大入試は前期日程・中期日程・後期日程 の3日程に分かれ、私大入試にいたっては学部入試、センター利用入試、AO入試、全学部入試などの入試方式が導入され・・・・・まさに複雑怪奇な様相を示しています。
大学入試の全貌を見渡し、学歴に関する最終ハードルともいえる大学受験で真の勝利者になることは、その後の人生設計を考えた場合、最も重要であるといえます。そして、入学費用や学費等を親や祖父母が負担する昨今、高校生である本人にすべてを任せっきりするわけにもいきません。
親子ともども納得できる形で大学受験を乗り切り、第一志望の大学の学部・学科へ入学し、充実した大学生活を送れるよう、最大限のサポートをいたします。
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第1回
「大学への入り口はいくつある?」
「公募推薦で合格した」とか、「AOで受かった」とか、「私大はセンター入試で受かった」など・・・あまりお父さんやお母さんにとっては馴染みのない大学入試制度を利用して大学へ合格した人の話を耳にしたことがあると思います。そして、有名大学でも新しくいろいろな学部が新設されているという話も見聞きされているのではないでしょうか?では・・・大学への入り口はいったいいくつあるのでしょう? そして、それは本当に入りやすいのでしょうか?大学受験の基礎講座の一回目となる今回は、大学に入学するために選ぶ入り口(選抜方法)について、まとめてみました。御父母の皆さん以上に、受験生本人の参加は大歓迎です。親子揃ってご参加ください。
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第2回
「高1から始める難関大学合格への学習スケジュール」
大学受験は、中学受験と違って親が主導するのではなく本人主導で進むのが望ましいのですが、一般的な中高一貫校生は「大学受験に向けて、今の時期に何を勉強したら良いのかがわからない」「きっと高2や高3になったら、学校が受験勉強の面倒を見てくれるだろう」「とりあえず、今は部活のことしか頭に無い」というのが普通です。しかし、中だるみをしがちな中3や高1をどう過ごすかが大学受験の成否を決めますから、早い段階から受験を意識した学習スケジュールを立て、計画的に少しずつ取り組むことが難関大学合格への一歩です。今回の講座では、具体的にどの時期(学年)にどの科目をどのような参考書を使って、どこまでやるべきかという、受験のための長期計画モデルプランを提示していきます。御父母の皆さん以上に、受験生本人の参加は大歓迎です。親子揃ってご参加ください。
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第3回
「失敗しない学部・学科選び」
大学受験では、志望の学部や学科を絞り込んでおくことが必須です。なぜなら、特に理系志望者においては、選んだ学部や学科で受験科目が変わってくるからです。ところが近年、私大では新しい学部や学科の新設が相次ぎ、学部や学科の名称からだけでは、 入学してからどのような研究をするのか、どのような職業につくことが多いのかなどについて、受験生がイメージできない学部・学科が増えています。 今回の大学受験の基礎講座では、学部系統別に昨今の学部・学科の改変トレンドをまとめてみました。大学に入学してから「こんなはずじゃなかったのに・・・」というミスマッチを起こさないためにも、自分が将来どのようなことをやりたいかを掘り下げるためにも、学部・学科の特徴をきちんと把握して、大学入試へのモチベーションを高めてください。
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第4回
「模試の活用の仕方とデータの読み方」
大学入試では、駿台や河合などの大手予備校の模試の合格判定が欠かせません。しかし、模試の種類によって判定の信頼度は大きく異なります。
そして、同じ予備校が主催する模試でも母集団がかなり違い、偏差値差やA〜Eの合格可能性判定基準が駿台と河合では異なることを正確に理解している受験生や父母はきわめて少数です。さらに、高2までの模試データと高3以降の模試データでは判定にかなりの差が現れます。今回の基礎講座では、このような模試のデータのカラクリをきちんと理解し、どの予備校の何の模試のデータを志望大学の合格判定に生かすべきか、 そして、自らの志望校に合わせて高3のときにどの模試を受けるべきなのかを教えます。受験生の父母はもちろん、受験生本人も奮ってご参加ください。 -
第5回
「これだけかかる入試費用と学費」
大学受験および大学入学後には様々な費用が必要となります。受験費用・入学金に始まり、入学後の学費、下宿する場合にかかる費用と平均生活費など、大学受験にまつわる「お金」のデータをまとめてみました。国立大学は本当に安いのか? 私大の医学部・歯学部・薬学部はいくらでかかるのか? それでも医学部の人気が高いのはなぜか? など、効率よい教育投資のコツをお教えします。保護者の皆さんだけでなく、受験生本人も知っておくべきテーマですから、親子揃ってのご参加をお待ちしております。