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塾対象説明会レポート:三輪田学園中学校

2023-06-09

カテゴリー:塾対象説明会レポート2023,

 三輪田学園中学校は、千代田区九段北にある女子の完全中高一貫校です。1887年に開校し、今年度は137年目になります。2021年度から制服がリニューアルされました。


新しくなった制服です。

1.三輪田学園の伝統・校訓・教育理念
①伝統 1887年創立の伝統
②校訓 「誠のほかに道なし」
 誠実であることが人として最も大切な在り方・生き方である
③教育理念「徳才兼備」
 徳:豊かな人間性
 才:高い知性

2.三輪田学園がこれからも大切にすること
 生徒の遅刻や欠席が少ない、安心して通える学校
 生徒ひとり一人に向き合い、生徒の希望進路のためにできることは何でもする。

3.自らの人生を自分自身で切り拓いていくことのできる逞しくもしなやかな女性」となるための盾と矛
①自分自身を守る「盾」
 人間教育:「誠のほかに道なし」
 教科教育:英語とICTの力
②人生を切り拓く「矛」
 得意科目からのアプローチ
 哲学対話、卒業論文、MIWADA-HUBなど興味関心からのアプローチ

2024年度入試の変更点
・一般入試募集人数の変更
 第1回 2/1午前A 60名募集(70名募集)
 第2回 2/2午前A 40名募集(35名募集)
 第3回 2/3午前A 25名募集(20名募集)
(  )内は2023年度

・帰国生入試B方式
①2020年度以降に取得した英語検定3級以上または各種英語検定でCEFR A1レベル以上(要相談)が出願条件
英検協会発行の「CSEスコア証明書」を事前に郵送で提出
③下記英語の、みなし点と算数の合計点で判定
 英検 3級(CEFR A1レベル)    :80点
 英検準2級(CEFR A2レベル)    :90点
 英検 2級(CEFR B1レベル)以上  :100点

・出願締切
 第2回 2/2 前日2/1 23:59締切
 第3回 2/3 前日2/2 23:59締切
※前日までの出願となります。

2023年度中学入試結果
 全体的に応募者数、受験者数とも増加し、前年度比で140%を超えましたまた、英検利用入試も受験者数が増加しました。

各科目から
・国語
出題方針・見たい力
 8000字以上の長文問題を出題。ボリュームのある本文を制限時間内に集中して読み解く力を求めている。また読み取った内容を様々な形式でアウトプットする力を見たい。
出題分野・内容
・本文のジャンルに特定の偏りはない。小説・随筆・説明文などテーマも様々。
・選択問題、抜き出し、空所補充による説明文作成、記述問題などをバランスよく出題する。
・知識問題から本文全体のテーマ理解まで、総合的な国語の力を問う。
・漢字は読み書きで15題程度、語句の知識や慣用句は、原則として本文に即した形で問う。
・副詞(「まったく」「かなり」など)・接続詞(「しかし」「そして」など)やの空所補充は頻出。
・記述問題は50字程度の字数を出題することもある。部分点を取れるかどうかで差がつく。
・抜き出し問題では的確に設問の意図を読み取って答えることが重要。
・漢字は教育漢字から出題されるが、語彙や四字熟語で差がつきやすい。
・文章中で比喩表現として使われている短いフレーズが何を意味するかを考えさせる問題が出題された。

・算数
出題方針・見たい力
小学校の算数で習う基本的内容が理解できているか。問題文やグラフ、表を読みとり、解法を導く力が身についているか。途中の考え方や途中式を書くことができるかを求めている。
出題分野・内容
 大問1:四則演算、(  )の有無による計算順序、通分約分の正確性
     特に(  )の有無による計算順序と、小数点第三位までの小数計算は差が付いた。計算練習はスピードよりも正確さを重視してほしい。
 大問2:比・割合・金額・速さなど、基本的内容を問う小問を1行6題で出題。短文から読み取れる内容を正確に理解する力が必要。
 大問3、4、5:グラフや表、平面・空間図形を把握する問題。必要な情報を読み取り、他者に自分の考えを伝える力(途中式)を求めている。三角形、対角線の長さから正方形の求積などの問題に慣れておくとよい。
 ※比・割合の問題、円周率を3.14として計算する問題、グラフからの読み取り問題は必ず出題している。

・社会
入試問題の基本方針
基本的な知識を問う問題を出題する。グラフや資料を読み取る問題では、使うべき情報を正確に見極め、基本的な知識と結び付けて解答できる力を問う。論述問題も出題するため、文章を読み取る力と作文能力が求められる。また、時事問題も出題するので、日頃から社会の動きに気を配っておく必要がある。
出題分野・内容
・地理・歴史・公民各分野から満遍なく出題する。
・都道府県名や庁所在地を問う問題は必ず出題する。正しい漢字で書けるように。また、地図上の位置がわかるようにしておく。

・理科
入試問題の基本方針
 理科の4分野(物理・化学・生物・地学)から満遍なく出題する。小学校の教科書に載っている内容がきちんと理解できているかどうかを確かめる問題を多く出題する。特に実験や観察においては、どのような材料・薬品を用いて、どのような手順で行えばよいのかを理解し、その結果から考察したことを自分の言葉で説明できるようにしておくと良い。また、表やグラフの読み取り、基本的な計算問題、グラフを描く問題も出題する。さらに、身のまわりの自然現象に興味関心を持っているかという観点も加えながら問題を作成している。
※応用問題で求められる力
①文章から情報を正しく読み取り、状況の整理をする能力。
②表から何が起こっているかを推察する能力
③答えを導き出す思考力と計算能力。


教室棟です。

 以前との比較
 三輪田学園は現在大きな変革期を迎えたと言えるでしょう。新しい取り組みがしっかりと軌道に乗り、実績につながってきています。

 女性の社会進出や男女共同参画社会が推進される世の中で、男女別学校の意義を見出し、自立した女性を育てるという三輪田学園の方針に沿って、社会の変化に対応できる能力を身に付けることを重視しています。特に近年は探求学習に力を入れており、与えられた課題をこなすだけではなく、自ら課題を発見し、持っているツールを有効に活用しつつ、解決へと導くことのできる生徒を育てようとしていることが分かります。

 昨年はそういった新しい取り組みについての紹介が多く、進学実績の改善に向けた具体的な対策について語られませんでしたが、今回は受験に向けた自己管理能力と学力の向上に様々な角度からアプローチしていることが分かりました。

 伝統女子校の良さをそのままに、新しいことに挑戦しているようです。


 ちなみに、エクセレントゼミナールの生徒の三輪田学園中学校の累計合格実績は89%(9名受験8名合格)です。

 最後に、学校説明会等の詳細は、こちら  まで。

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塾対象説明会レポート:春日部共栄中学校

2023-06-02

カテゴリー:塾対象説明会レポート2023,

 春日部共栄中学校埼玉県春日部市にある中高一貫校です。中入生(一貫生)と高入生は高校の3年間でクラスが交わることのない併設型の中高一貫校です。勉強だけでなくスポーツにも力を入れており、野球部や水泳部をはじめとして目覚ましい結果を残しています。2017年に体育館が建替えられ、「至誠館」と名付けられました。塾対象説明会はこの至誠館で行われました。


至誠館です。

 一昨年から学校改革に取り組んでおり、大きなところでは
〇2期制
〇授業時間45分の7時限
〇完全週5日制
〇プログレッシブ政経コース・IT医学サイエンスコースのコース別入試
への変更が挙げられます。

 特にコース別入試はこれから学校を検討する受験生にとって関心の中心でしょう。コース別入試は入試問題は共通ですが、それぞれの出願コース別に合否の結果が出ます。2023年度は全ての入試回で、IT医学サイエンスコースの方が合格最低点が高くなりました。
 文系・理系の選択だと考えられかねないコース名ですが、これらのコースは授業後にコース別のプログラム(後述します)を履修するという点で異なっているのみで、文理選択のように教科科目ごとの授業の時間数が変わるということではありません

コース別のプログラムとしては、
〇プログレッシブ政経コース
・金融講座
・ディベート
・ビブリオバトル
・国際関係特講
・模擬国連

〇IT医学サイエンスコース
・カブトムシ・水耕栽培の研究
・googleスプレッドシート、フォームの習得
・pythonの習得
・医学部特講
・情報オリンピック

 などが用意されているようです。プログレッシブ政経コースは「圧倒的な英語力」IT医学サイエンスコースは「圧倒的な数学力」とパンフレットには記載されていますので、コース毎に重点を置く科目は異なるようです。小学生の時点で将来的な進路を考えることは難しいでしょうが、すでに何かの分野に興味がある人にとっては魅力的に映る人も多いでしょう。


中学校の校舎内の様子です。中学校の校舎の中には植物があり、とても明るいです。

2023年度中学入試について
2022年度から入試制度が大きく変更されました。
入学後のコースに合わせて「IT医学サイエンスコース」・「プログレッシブ政経コース」別の出願になりました。出願時に関心のあるコースを選択して受験することになります。

実倍率は以下のようになります。
第1回(1/10)
〇午前4科
IT医学サイエンスコース:1.60倍
プログレッシブ政経コース:1.46倍
〇午後4科
IT医学サイエンスコース:1.58倍
プログレッシブ政経コース:1.38倍
〇午後2科
IT医学サイエンスコース:1.71倍
プログレッシブ政経コース:1.53倍

第2回(1/11)
〇午前4科
IT医学サイエンスコース:1.66倍
プログレッシブ政経コース:2.05倍
〇午後4科(特待入試)
IT医学サイエンスコース:2.54倍
プログレッシブ政経コース:3.11倍
〇午後2科(特待入試)
IT医学サイエンスコース:3.36倍
プログレッシブ政経コース:2.80倍

第3回(1/13)
〇午後2科
IT医学サイエンスコース:1.49倍
プログレッシブ政経コース:1.33倍
〇午後1科
IT医学サイエンスコース:1.46倍
プログレッシブ政経コース:募集していません

第4回(1/15)
〇午前2科(特待チャレンジ入試)
IT医学サイエンスコース:1.45倍
プログレッシブ政経コース:1.33倍

2024年度入試について
・大きな変更点はありません。
・出願時に、プログレッシブ政経コースか、IT医学サイエンスコースのどちらかを選択します。
・スライド合格あり。
・1/11午後の特待入試では、合格者全員が特待合格となります。
・1/15午前の特待チャレンジ入試では、特待合格を多めに出します。
・昨年度から午後入試の発表が当日の23時となりました。
・第1回午後、第3回午後は大宮会場で受験可能。
・全回で特待合格あり。

・算数
 昨年度から、大問1を2題から5題に増やし、大問2を5題から3題に減らし、解きやすくなりました。
・理科
 今年度から、大問1が解きやすい問題に変更になります。
 
 ちなみに、エクセレントゼミナールの生徒の春日部共栄中学校の累計合格実績は88%(94名受験83名合格)です。


春日部共栄中学校の校舎です。

 最後に学校説明会の詳細は、 こちら  まで。

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塾対象説明会レポート:和洋国府台女子中学校

2023-05-26

カテゴリー:塾対象説明会レポート2023,

 和洋国府台女子中学校は、千葉県市川市にある女子の中高一貫校で、1948年に高校を、1949年に中学校を設立しました。JR松戸駅からバスで約20分、または京成電鉄国府台駅から徒歩で約10分のところにあります。


正門です。

 2014年度末に、高等学校に新しい体育館と屋内温水プールが誕生しました。新体育館には、2つのアリーナ、トレーニングスペース、シャワールーム、学生ホール(食堂)などがあり、新屋内温水プールの2階のサブアリーナは卓球場になっています。また、2017年4月に高校のキャンパスに移転し、中学と高校、大学が同じキャンパスに統合されました。


体育館です。1階に温水プールがあります。

 2023年度入学生より、制服が変わりました。セーラーのイメージは残しつつ、グレーのジャケットを採用。セーターやジャケットスタイルにあうスラックスも用意。アイテムを組み合わせて気温や生徒の個性に合わせた着こなしができるスタイルです。


新制服です。

和洋国府台女子中学校の教育の特徴
①主体的に行動し、学ぶ力と人間力を向上
 協働の中で考え、分析し、発表する授業を行い、「主体的・対話的で深い学び」を実現させています。
 教科を横断してICTを活用、自己管理能力も養います。
五感を駆使するサイエンス教育
 中学3年間での実験・観察は、約100項目。
日本文化
 中1書写、中2箏、中3茶道
②グローバルに羽ばたくための独自の英語教育
 世界の人々と対話するための生きた英語力を身につけ、異文化への理解を育てることが、和洋のグローバル教育の目標です。
和洋ラウンドシステム
 子どもが言語を習得するときのように聞くことから始め、4ラウンドの異なるアプローチにより、コミュニケーションに役立つ実践的な英語を身につけます。
③知的探求心を刺激する学習サポート体制
自学自習の定着と密な学習フォロー
 「学ぶ楽しさ」を知る機会をもうけることで学習意欲を高め、自学自習の姿勢を育みます。「ハイレベル講座」では伸びる生徒を後押しし、指名制の補習や夏期講習で「わからない」を解消。中学時代に必要な基礎学力を固め、進路選択を確実なものにしていきます。
④個性を尊重し多様なキャリア・進路をサポート
自分を生かせる未来を見出すキャリア・進路教育
 人間関係や社会とのかかわりを形成し、自己管理・課題対応能力を高めるという大きな目標に向け、6年間を通し、段階的に発展するキャリア教育を実践。一人ひとりの個性や価値観に適した未来を考え、社会に貢献するために自分を磨く過程を指導します。


和洋国府台女子中学校・高等学校の校舎です。

高等学校のコース制
・特進コース
 国公立、難関私立大への現役合格を目指すコース
・進学コース
 多様な志望校への現役合格を目指すコース
・和洋コース
 高大が連携し共有する7年制コース
 ・全員が和洋女子大学進学可能
 ・高大の教員連携による探究学習 全教科探究型授業
 ・高2から和洋女子大学の講義を履修、和洋女子大学入学時に大学の単位として認定

2023年度中学入試結果
 推薦入試の受験者数は2022年度に続き、2023年度も微減となりました。一般入試の受験者数は、第1回入試が、微増、第2回入試は昨年度と同じでした。2023年度は募集定員を10名増やし110名となりましたが、入学者は増えなかったようです。

2024年度中学入試
 判定方法の変更
・2科・4科の判定方法
 2科で判定を行い不合格の場合、4科受験者は(理・社)で判定する。
・3科(国算英)の判定方法
 英語の基準点で判定。国・算それぞれ3割以上の成績で合格 

・日程、募集定員、受験科目
推薦入試
12/1 45名募集
基礎学力テスト(国語・算数 または、国語・算数・英語)・グループ面接
算数 基礎問題を中心に出題する。
探究型テスト(探究課題)
課題をホームページにて発表(昨年度は7月に発表)
第1回入試
1/20 45名募集
国語・算数 または、国語・算数・英語 または、国語・算数・理科・社会
第2回入試
1/24 20名募集
 国語・算数 または、国語・算数・理科・社会
・優遇制度
 英検3級以上取得者は、優遇される。


説明会会場の和洋女子大学東館です。

 最後に、学校説明会等の詳細については、 こちら まで。

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塾対象説明会レポート:光英VERITAS中学校

2023-05-19

カテゴリー:塾対象説明会レポート2023,

 光英VERITAS中学校は、千葉県松戸市にある中高一貫校で、1933年創立された幼稚園から大学まである学校です。一昨年度、男女共学になり、聖徳大学附属女子中学校から校名が変更になりました。高校も男女共学になり、今年度、光英VERITAS中学校としての3期生が、108名(男子53名、女子55名)入学しました共学化3年目で、入学者の男女比が1:1になりました。
 校名の「光英VERITAS」については、「光」は光り輝く人、「英」は「英才」とか「英知」、「秀でた人」「グローバル」という意味があり、「VERITAS」はラテン語の「Optima est Veritasu / 真理こそ最上なり」に由来し、真理を探究する生徒を育てたいという思いが込められています。また、マークについては、校名のイニシャル「KV」とともに地球を守る(人、社会、自然に貢献する)盾をイメージし、菱形は「光り輝いていく」原石=生徒をイメージしてデザインしました。


光英VERITAS中学校の正門です。

ヴェリタスの学び
学びの土台
・ツール(ICT)
 ひとり1台のiPad、Classi、ロイロノートの活用
・メソッド(トルネードラーニング)
 探究的な学びのサイクルを「理数教育」「英語・グローバル教育」「小笠原流礼法教育」の各分野で回しながら学校生活全体に波及させ、大学や企業と連携させていく。
・マインド(小笠原流礼法)
 「思いやりと日本文化」を週1時間学び、卒業時に許状を取得できる。
2大コンテンツ
・グローバル(英語・国際理解)
・サイエンス(理科・数学)

 2023年度中学入試は、第1回入試、特待選抜入試で、受験者数・実倍率とも上昇しました適性検査型入試の廃止やVERITAS英語入試の科目数の増加などによって、出願者数・受験者数の総計は減少しました。


説明会会場の様子です。

2024年度中学入試について
・変更点
①入試の新設
 1/20午後 VERITAS探究入試
求める生徒
「問を持つ学び」取り組む資質・能力・意欲のある生徒
・地球(人・社会・自然)を守る意味を理解している生徒
・VERITASトルネードラーニングを中心においた本校の学びに意欲的に取り組む生徒
入試内容
1.SDGsに関連する課題の提示
2.iPad(当日貸し出し)と提示資料から情報を集める
3.情報を分析し、発表内容をまとめる(50分)
4.グループ内発表
 ① 受験生グループ内で発表(2分程度)
 ② 発表後の質疑応答
5.ルーブリック評価を行う
詳細(試験時間・試験内容等)は10月上旬に発表
模擬問題の公表も予定
②日程変更
 1/24午前 VERITAS英語入試(2023年度は1/20午前)

・日程、募集定員
12/1 午前
・第1志望入試 男女35名募集
 2科または4科と面接
・帰国生入試 男女若干名募集
 2科または4科と面接
1/20 午前
・第1回入試 男女35名募集
 2科または4科
1/20 午後
・VERITAS探究入試 男女若干名募集
 SDGsに関するテーマの探究活動
・VERITAS理数特待選抜入試 男女10名募集
 算数・理科融合問題
1/22 午前
・特待選抜入試 男女20名募集
 2科または4科
1/24 午前
・第2回入試 男女25名募集
 2科または4科
・VERITAS英語入試 男女5名募集
 2科と英語
2/4 午後
・第3回入試 男女若干名募集
 2科

特待アップスライド合格制度
・特待アップスライド合格:特待選抜入試以外の試験でも、特に優秀な成績の者は、特待合格として発表する。

優遇措置
・次の①②③のいずれかに該当する受験生には、合否判定の際に総合点に加点し、優遇する。ただし、重複しての加点は行わない(加点の大きい方のみ)
①複数回入試受験者:複数回受験をした者(2回目以降)
②帰国生に対する優遇:海外の学校に通算1年以上在籍し、帰国後3年以内の者
③英語検定合格者に対する優遇:4級以上の合格者。英語検定以外の場合はCEFRの対照表により判断する。


光英VERITAS中学校の制服です。

 最後に、学校説明会等の詳細については、 こちら まで。

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塾対象説明会レポート:青山学院中等部

2023-04-28

カテゴリー:塾対象説明会レポート2023,

 青山学院中等部は、渋谷区渋谷にある男女共学の中学校です青山学院は、幼稚園から大学、大学院まで一貫して、キリスト教信仰に基づく「青山学院教育方針」のもとで教育研究を行っている学校です青山学院中等部は、1947年に開設され、2017年創立70周年を迎えました。最寄駅は、東京メトロの表参道駅または、JR、東京メトロの渋谷駅になります。


青山学院中等部の門です。

 青山学院中等部は、2015年から校舎の建て替え工事が始まり、2019年夏にテニスコートとグラウンド(人工芝)が完成したことによって、建て替え工事は終了しました。

 本校舎の完成によって、2017年4月から「教科センター方式」になりました。「教科センター方式」とは、従来の教室で先生を待って授業を受ける方式ではなく、ICT完備した各教科の専用教室に、生徒たちが移動して授業を受ける方式です。授業ごとに移動するこの方式は欧米の学校や大学のスタイルです。
 クラス編成は、1クラス32名(男子16名、女子16名)、1学年8クラス構成となっています。また、初等部からの内部進学者と中学受験からの入学者が半数ずつとなっており、毎年クラス替えを行っています。生徒全員がタブレットPCを持っています。

 青山学院では、同じキャンパス内に大学があることを生かして、以下のことを行っています。
①チャットルーム(中大連携)
 青山学院大学に在籍する学生と留学生が外国語によるコミュニケーションを通じて、国際交流ができる場です。中等部では週に1回、昼休みに留学生が英語のMS(メディアスペース)に来てくれ、ランチトークを行っています。
②スタディールーム(中大連携)
 教職を目指す大学生が毎日放課後に学年ラウンジで学習指導を行っています。生徒は教科を問わず年齢の近い先輩に相談することができます。
③学問入門講座(高大連携)
 高等部では青山学院大学・専門職大学院の教員がそれぞれの専門分野について高校生にわかりやすく講義しています。生徒は関心のある講座を自由に選ぶことができ、卒業後の進路選択にも役立ちます。
④大学授業の履修(高大連携)
 高等部3年生の希望者が青山キャンパスの授業を履修し、進学後にその単位が認められるというシステムがあります。


青山学院中等部の校舎です。

2023年度中等部入試結果
・志願者数
男子 410名(2022年度 408名)
女子 563名(2022年度 546名)
合計 973名(2022年度 954名)
・受験者数
男子 362名(2022年度 360名)
女子 481名(2022年度 464名)
合計 843名(2022年度 824名)
・合格者数
男子 111名(2022年度 112名)
女子  86名(2022年度  93名)
合計 197名(2022年度 205名)
・合格最低点(300点満点)
男子 169点(2022年度 178点)
女子 186点(2022年度 193点)

・受験者平均点(国語100点、算数100点、社会50点、理科50点)
 男子 国語52.8点、算数39.4点、
    社会29.5点、理科27.9点、合計149.5点
 女子 国語61.0点、算数40.8点、
    社会28.9点、理科28.3点、合計158.9点
・合格者平均点(国語100点、算数100点、社会50点、理科50点)
 男子 国語63.0点、算数54.6点、
    社会33.9点、理科34.1点、合計185.6点
 女子 国語73.2点、算数57.3点、
    社会33.3点、理科35.2点、合計199.0点


説明会が行われたチャペルです。

・入試の注意点
①受験会場 高等部校舎
②合格発表はHPの他、掲示も行う
③300点満点の合計点で判定(足切りなし)

・各教科のデータ
国語の正解率より
・合格者と全体の差が大きい問題
(男女とも15ポイント以上の差がある問)
 1(5)漢字「帰属」
 3(2)(6)選択問題
  (5)言いかえを文中から探す
 3(2)(6)選択問題
 4(6)①②④本文から探す
     ③30字以上40字以内
 5(1)ことわざ
  (5)選択問題
算数の正解率より
・合格者と全体の差が大きい問題
(男女とも20ポイント以上の差がある問)
 4(単位)、5(比)、6(つるかめ算)、7(濃度)、10(規則)(1)(2)、11(面積)
・合格者の正解率が低い問題
 9(流水算)14(体積)(1)(2)
社会の正解率より
・合格者と全体の差が大きい問題
(男女とも15ポイント以上の差がある問)
 1問6〈Ⅰ〉〈Ⅱ〉「千駄ヶ谷付近」の今と昔、緑地
 2問2 ウクライナ侵攻の影響、問3資源の輸入
 4問2 1858年の条約、問3 五街道
 5問4(3)(4)人権と差別撤廃
理科の正解率より
・合格者と全体の差が大きい問題
(男女とも15ポイント以上の差がある問)
 1(1)月の動き、(3)シリカゲル、(5)大きな数のあらわし方
 3(4)②暑さ指数の計算
 4(1)(2)(3)(5)力のつりあい
 5(1)(2)(3)(4)(5)空気の成分、温度変化


グラウンドです。

 最後に、学校説明会詳細はこちら )は第1回6月17日(土)第2回9月16日(土)第3回10月14日(土) となっています。

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塾対象説明会レポート:武蔵中学校

2023-04-21

カテゴリー:塾対象説明会レポート2023,

 武蔵中学校は、東京都練馬区豊玉上にある学校で、高校からの募集を行わない男子の完全中高一貫校です。西武池袋線江古田駅から徒歩7分のところにあり、武蔵大学と同じキャンパスにあります。1922年日本で最初の旧制七年制高校として創立し1948年の学制改革により、新制武蔵高等学校、翌年武蔵中学校を発足しました。


武蔵中学校の校舎です。

 2022年創立100周年を迎えました。今回の説明会も、新校舎の理科・特別教室棟の視聴覚室で行われました。理科・特別教室棟には、「フーコーの振り子」「水気圧計」などがあり、武蔵中学校らしさが感じられる校舎となっています。


フーコーの振り子です

 なお、例年2月中旬に行われていましたが、今年度は、3月下旬の開催となりました。武蔵大学前の道路は、桜の花が満開でした。


武蔵大学前の道路の様子です。

2023年度中学入試結果
・志願者数 601名
・受験者数 579名
・合格者数 186名
・合格者最低点(320点満点)182点(56.9%)
・合格者平均点(国語100点、算数100点、社会60点、理科60点)
国語 66.8点、算数 70.5点、社会 25.7点、理科 37.2点
・受験者平均点(国語100点、算数100点、社会60点、理科60点)
国語 61.9点、算数 52.9点、社会 21.5点、理科 32.1点

各科目から
・国語
①大問一 出典は、中島岳志「思いがけず利他」ミシマ社
②問一 優しすぎた。正答率90数%。
③問二 優しかった。書きすぎて減点になった受験生がいた。
    完璧な解答は少なかった。
④問三 具体的に書けばよい。良い解答は25%。
⑤問四 本文をだらだら写してしまったり、本文中の2か所をただ単につなげてしまったりする答案が見受けられる。
⑥問五 「だれがどこで」を具体的に書いてほしい。
⑦問六 上位の答案15%。
⑧大問二 漢字の問題。②③⑦の正答率が低かった。漢字は知っているが、言葉を知らないため正解できない。
⑨小6の児童に完璧な記述を求めているわけではない。

・算数
 ①例年通り大問4問。ただし、用紙は5枚。
 ②1 (1)素因数分解の問題(2023の素因数分解)、(2)場合の数
 ③2 ニュートン算
  典型的な問題。予想通り結構できていた。
 ④3 図形の応用問題
  (1)よくできていた。
  (2)できなかった受験生が多かった。
 ⑤4 規則性を見つけて解く問題。解答用紙を別にした。
  
・社会
 ①1つのテーマを多面的に考える問題を出題している。
 ②テーマ「都市での生活(水道)」
 ③本文をふまえて解いてほしい。
 ④因果関係がよくわからない記述を書く受験生がいる。
 ⑤問1 だいたいできていた。必ず正解してほしい。
 ⑥問2 説明が不十分なものがあった。
 ⑦問3 差がついた。白紙も多かった。
 ⑧問5 資料をよく読んでほしい。
 ⑨問6 説明が足りない受験生が多い。
 
・理科
 ①問題文をよく読んでほしい。
 ②ていねいな字を書いてほしい。
 ③略語やカタカナ語は使わないように。
 ④大問3問。
 ⑤1.光と音。リード文にヒントが書いてある。
  問1 意外とできがよくなかった。
  問6 問7の伏線になっている。
 ⑥2.ドングリ。
  問1 良くできていた。
 ⑦3.カラビナ(観察問題)
  実物を観察することによって、しくみを理解し、興味を持ってもらいたい。
  名詞で説明するのではなく、動詞で説明してほしい。


説明会が終了して、先生たちが教室へ帰っていきます。

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