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塾対象説明会レポート:専修大学松戸中学校

2018-08-02

カテゴリー:塾対象説明会レポート2018,

 専修大学松戸中学校千葉県松戸市にある男女共学の中高一貫校で、中学校を開校してから19年目になります。JR常磐線北松戸駅からアップダウンのある道を歩くこと10分。東館が中学校教室棟、南館が高校1・2年生教室棟、北館が高校3年生教室棟となります。英語教育の発信基地ともなるアンビションホールは他の校舎とは国が違うような、まるで海外の教室にいる雰囲気を醸しだしています。充実した英語教育を目指している専修大学松戸中学校の気持ちの入れ方が伺えるようです。他にも川崎記念館(図書館)、多目的ホール、第1、2体育館と充実した施設となっております。また、それらの校舎、会館を合わせた面積とほぼ同等のサイズを誇る人工芝のグラウンドは圧巻です。


アンビションホールです。


 専修大学松戸中学校は英語教育に非常に力を入れており、英語の4技能(話す、聞く、読む、書く)を学び、〈使える英語〉を増やすことを目標としています。授業は週7時間+放課後講座1時間(必修or指名制)となっています。
 週5時間は「New Treasure」をメインテキストとして基礎作りを徹底的に行います。
 週2時間はネイティブ教員と日本人教員がチーム・ティーチングで1クラスを2つに分けて英会話の授業を行います。
 「話す・聞く・読む・書く」の4技能をバランスよく学び、将来に続く「芯」を育て、英語によって開かれる「世界」を実感させる英語教育を目指しています。
 中学の修学旅行は、全員で13日間、アメリカのネブラスカ州へ行ってきます。プログラムは、ネイティブ教員が考えた本校独自のオリジナルになっています。サマースクールへの参加やホームスティ(3泊4日)、姉妹校LUX中学校との交流、開拓者村博物館訪問などのプログラムを行います。
 また、近年は理系の教科にも力を入れています。電子黒板をの全教室に導入し、IT化にも考慮しています。


人工芝のグラウンドです。


 中高一貫生は、高校進学後は外進生と別類型、別クラスになっており、効果的な先取り学習を行っています。クラス編成は、以下のようになっています。
中1 全員同一の授業内容
中2 英数の習熟度別授業あり
中3・高1 習熟度別クラス編成XI類(選抜クラス)1クラス、XⅡ類4クラス
高2・高3 理系・文系に分かれる
 中3から1クラス選抜クラスを設けています。また、中3以降の類型は、進級時に転類も可能です。
 大学受験時の指定校推薦はA類およびXⅡ類が対象の為、XⅠ類は利用できません。

 2019年度中学入試では、特待生制度を導入する予定です。第1回入試(1月20日)の合格者のうち、成績優秀者(総合得点上位者)に対し、入学後、入学金(36万円)相当額を支給する予定です。また、発表方法などの詳細は9月上旬にホームページ上に掲載されます。なお、入試日程・募集人員・出題科目及び時間や配点・4科の出題傾向などの変更はありません。
 4科の出題傾向については、2018年度に変更がありました。
 算数では、大問7の記述問題が思考力問題に変更されました。論理パズルのような、思考力、判断力を求める問題の出題もされました。また、文章で答えたり、グラフを読み取ったりする問題の出題されることもあります。
 社会では、大問構成は変えず、問題の構成に総合問題(地理・歴史・公民の複合問題)が出題されました。また、グラフの読み取りなども出題され、記述問題も今まで通り継続して出題されます。
 理科では、大問2〜5の中にそれぞれ1問ずつ文で答える問題やグラフを書く問題が出題され、絵を描く問題等も出題されることがあります。
 国語の変更は特にありませんでした。

 2018年度中学入試結果について、受験者数第1回1367名(3名減少)第2回652名(13名減少)、第3回210名(37名減少)と全ての回で減少しましたが、一昨年と比べると全ての回で増加しています。合格者数第1回579名(25名増加)第2回137名(10名増加)第3回42名(18名増加)と全ての回で増加しました。受験者数が微減、合格者数は多めに出したため、実質倍率第1回2.4倍(―0.1)第2回4.8倍(―0.4)第3回5.0倍(―1.5)と全ての回で減少しました。
合格最低点は、
 第1回 男子182点、女子182点(2017年度 男子197点、女子197点)
 第2回 男子217点、女子217点(2017年度 男子199点、女子199点)
 第3回 男子172点、女子172点(2017年度 男子214点、女子214点)
となりました。
 また、第2回入試合格者137名のうちの27%は、第1回入試で不合格になった受験生で、第3回入試合格者42名のうちの93%は再挑戦をした受験生ですので、第1回、第2回入試で不合格になっても、第2回第3回と伸びていっている受験生は多くいますので、粘り強い受験が必要です。
 入学者数男女合計で154名で、繰り上げ合格者は3名でした。

 2018年度中学入試でも、英検取得者に対する優遇措置を導入しました。英検で3級以上を取得している受験生に対して、取得した級に応じて学科試験の合計点に加点します。加点する点数は、2級以上が10点、準2級が7点、3級が5点となります。
 今年度の優遇対象者数は合計で53名、合格者数は22名、入学者数は4名でした。

 中高一貫生150名の2018年度大学合格実績は、国公立大が、一橋大1名、筑波大1名、千葉大3名、埼玉大3名など計11名で、私立大早稲田大7名、慶應義塾大9名、上智大11名、東京理科大10名、GMARCHは合計で59名専修大への内部推薦は10名でした。専修大への内部推薦は例年10%弱で、2017年度は4名でした。また、進学先は、国公立大が8%、早慶上理が15%、専修大推薦が7%となっています。


東館の中学校教室棟の中の様子です。

 ちなみに、エクセレントゼミナールの生徒の専修大学松戸中学校の累計合格実績は64%(36名受験23名合格)です。

2018年度中学入試結果
第1回 1/20
・出願者数
男子 801名、女子 599名、合計 1400名
・受験者数
男子 785名、女子 582名、合計 1367名
・合格者数
男子 335名、女子 244名、合計  579名

第2回 1/26
・出願者数
男子 414名、女子 346名、合計  760名
・受験者数
男子 357名、女子 295名、合計  652名
・合格者数
男子  70名、女子  67名、合計  137名

第3回 2/3
・出願者数
男子 236名、女子 197名、合計  433名
・受験者数
男子 104名、女子 106名、合計  210名
・合格者数
男子  18名、女子  22名、合計   42名
※繰り上げ合格は3名

合格最低点(300点満点)
 第1回 男子182点、女子182点
 第2回 男子217点、女子217点
 第3回 男子172点、女子172点
英検所得者の結果
 2級以上 対象者数 12名 合格者数 3名 入学者数1名
 準2級  対象者数 11名 合格者数 8名 入学者数2名
 3級   対象者数 30名 合格者数11名 入学者数1名


正門です。


 最後に、文化祭、中学校説明会等は、  こちら を参照してください。

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