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塾対象説明会レポート:専修大学松戸中学校

2019-07-29

カテゴリー:塾対象説明会レポート2019,

 専修大学松戸中学校千葉県松戸市にある男女共学の中高一貫校で、中学校を開校してから20年目になります。JR常磐線北松戸駅からアップダウンのある道を歩くこと10分。東館が中学校教室棟、南館が高校1・2年生教室棟、北館が高校3年生教室棟となります。英語教育の発信基地ともなるアンビションホールは他の校舎とは国が違うような、まるで海外の教室にいる雰囲気を醸しだしています。充実した英語教育を目指している専修大学松戸中学校の気持ちの入れ方が伺えるようです。他にも川崎記念館(図書館)、多目的ホール、第1、2体育館と充実した施設となっております。また、それらの校舎、会館を合わせた面積とほぼ同等のサイズを誇る人工芝のグラウンドは圧巻です。


人工芝のグラウンドです。

 専修大学松戸中学校は英語教育に非常に力を入れており、英語の4技能(話す、聞く、読む、書く)を学び、〈使える英語〉を増やすことを目標としています。授業は週7時間+放課後講座1時間(必修or指名制)となっています。
 週5時間は「New Treasure」をメインテキストとして基礎作りを徹底的に行います。
 週2時間はネイティブ教員と日本人教員がチーム・ティーチングで1クラスを2つに分けて英会話の授業を行います。
 「話す・聞く・読む・書く」の4技能をバランスよく学び、将来に続く「芯」を育て、英語によって開かれる「世界」を実感させる英語教育を目指しています。
 中学の修学旅行は、全員で13日間、アメリカのネブラスカ州へ行ってきます。プログラムは、ネイティブ教員が考えた本校独自のオリジナルになっています。サマースクールへの参加やホームスティ(3泊4日)、姉妹校LUX中学校との交流、開拓者村博物館訪問などのプログラムを行います。
 また、近年は理系の教科にも力を入れています。電子黒板を全教室に導入し、IT化も考慮しています。


アンビションホールです。

 中高一貫生は、高校進学後は外進生と別類型、別クラスになっており、効果的な先取り学習を行っています。クラス編成は、以下のようになっています。
中1 全員同一の授業内容
中2 英数の習熟度別授業あり
中3・高1 習熟度別クラス編成XI類(選抜クラス)1クラス、XⅡ類4クラス
高2・高3 理系・文系に分かれる
 中3から1クラス選抜クラスを設けています。また、中3以降の類型は、進級時に転類も可能です。
 大学受験時の指定校推薦はA類およびXⅡ類が対象の為、XⅠ類は利用できません。

 2019年度中学入試では、特待生制度を導入しました第1回入試(1月20日)の合格者のうち、成績優秀者(総合得点上位者)に対し入学後、入学金(36万円)相当額を支給する制度です。今年度は67名の特待生合格者を出しました。
 2019年度中学入試結果について、受験者数第1回1461名(52名増加)第2回629名(23名減少)第3回230名(20名増加)で、全体では49名の増加となりました合格者数第1回623名(44名増加)第2回138名(1名増加)第3回20名(22名減少)となりました。実質倍率第1回2.3倍(―0.1)第2回4.6倍(―0.2)第3回11.5倍(+6.5)で、第3回入試は、受験者数が増加したことに加え、合格者数が募集定員の20名ちょうどとなったため、大変厳しい入試となりました。
合格最低点は、
 第1回 183点(2018年度 182点)
 第2回 224点(2018年度 217点)
 第3回 211点(2018年度 172点)
となりました。第2回、第3回入試とも7割を超える得点となっています。
 また、第2回入試合格者138名のうちの43%は、第1回入試で不合格になった受験生で、第3回入試合格者20名のうちの90%は再挑戦をした受験生ですので、第1回、第2回入試で不合格になっても、第2回第3回と伸びていっている受験生は多くいますので、粘り強い受験が必要です。
 入学者数男女合計で165名(4クラス)です。

 2019年度中学入試でも、英検取得者に対する優遇措置を導入しました。英検で3級以上を取得している受験生に対して、取得した級に応じて学科試験の合計点に加点します。加点する点数は、2級以上が10点、準2級が7点、3級が5点となります。
 今年度の優遇対象者数は合計で48名、合格者数は29名、入学者数は4名でした。

 2020年度中学入試は、大きな変更はありません。詳細は9月上旬にホームページ上に掲載されます。

 中高一貫生185名の2019年度大学合格実績は、国公立大が、東北大1名、筑波大6名、千葉大6名、首都大東京2名など計22名で昨年度の11名から倍増しました。私立大早稲田大5名、上智大7名、東京理科大20名、GMARCHは合計で55名専修大への内部推薦は13名でした。専修大への内部推薦は例年10%弱で、2018年度は10名でした。また、進学先は国公立大が11%、早慶上理が11%、専修大推薦が7%となっています。

 ちなみに、エクセレントゼミナールの生徒の専修大学松戸中学校の累計合格実績は64%(36名受験23名合格)です。


東館の中学校教室棟です。

2019年度中学入試結果
第1回 1/20(募集100名)
・出願者数
男子 837名、女子 624名、合計 1461名
・受験者数
男子 814名、女子 605名、合計 1419名
・合格者数
男子 353名、女子 270名、合計  623名
※2019年度より特待生制度を導入。第1回入試の合格者のうち、成績優秀者(上位約10%)に対し入学後、入学金(36万円)相当額を支給。67名が特待生合格となった。

第2回 1/26(募集30名)
・出願者数
男子 565名、女子 406名、合計  971名
・受験者数
男子 371名、女子 258名、合計  629名
・合格者数
男子  75名、女子  63名、合計  138名

第3回 2/3 (募集20名)
・出願者数
男子 355名、女子 270名、合計  625名
・受験者数
男子 132名、女子  98名、合計  230名
・合格者数
男子   9名、女子  11名、合計   20名

合格最低点(300点満点)
 第1回 男子183点、女子183点
 第2回 男子224点、女子224点
 第3回 男子211点、女子211点
※合格最低点は学科試験の得点に英語検定の加算点を加えた総合得点です。
 英検所得者の結果
 2級以上 対象者数  6名 合格者数 2名 入学者数1名
 準2級  対象者数 13名 合格者数 9名 入学者数2名
 3級   対象者数 29名 合格者数18名 入学者数1名

2020年度中学入試について
・入試日程、募集人員、出題科目及び時間や配点、4科の出題傾向など、大きな変更はない。
※詳細は9月上旬にホームページ上に掲載する。


緑が多い敷地です。

2019年度大学入試結果(合格者数)
・国公立大63名(2018年度53名)
 北海道大1名、東北大1名、お茶の水女子大2名、東京農工大1名、東京外国語大1名、東京海洋大2名、東京学芸大3名、電通大1名、千葉大17名、筑波大7名、横浜国立大1名、埼玉大3名、首都大東京3名、横浜市立大1名、等
・私立大
 早稲田大18名、慶應義塾大12名、上智大31名、東京理科大44名
 明治大42名、青山学院大18名、立教大43名、中央大24名、法政大55名、学習院大15名 等
・卒業生数415名


 最後に、文化祭、中学校説明会等は、  こちら を参照してください。

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